『 Nodame Cantabile 』 Lesson11

【第11話】 さよならのだめ!!涙のクリスマス公演
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あらすじ
のだめ(上野樹里)は、マラドーナ・ピアノコンクールで優勝できなかったことにショックを受け、福岡県大川市にある実家に戻る。
のだめの父・辰男(岩松了)や母・洋子(宮崎美子)たちは、2年ぶりに帰郷した娘を温かく迎えた。
が、弟の佳孝(別當優輝)は、高い金を払って音大に通っても就職が決まらないのなら不良債権だ、などと悪態をつく。
のだめは、そんな家族の前では普通に振舞っていたが、ピアノには触ろうとしなかった。
一方、千秋(玉木宏)は、龍見(伊武雅刀)の店・裏軒で、音楽評論家の佐久間(及川光博)に会っていた。
R☆Sオーケストラのクリスマス公演後にヨーロッパ留学することを決めた千秋は、R☆Sオケの後任指揮者を選定するために協力してほしいと佐久間に頼んでいたのだ。
そこで佐久間は、千秋が指名した気鋭の若手指揮者・松田に会い、好感触を得たことを報告する。
千秋は、そんな佐久間に感謝しつつも、何故そこまで面倒を見てくれるのか、と問いかけた。
すると佐久間は、歴史に名を残す音楽家には人との大事な出会いがあったのだから、自分もそういう人間になりたいんだ、と照れくさそうに答える。
けえ子(畑野ひろ子)によれば、佐久間自身も若いころ音楽家を目指していたのだという。
その夜、千秋や龍太郎(瑛太)、真澄(小出恵介)らは、R☆Sオケの飲み会に参加する。
その席には、清良(水川あさみ)や黒木(福士誠治)たちに混じって、新たにR☆Sオケに参加することになった高橋(木村了)や、オーディションに合格した元Sオケの面々…玉木(近藤公園)、橋本(坂本真)、萌(松岡璃奈子)&薫(松岡恵望子)の鈴木姉妹らも参加していた。
その席で千秋は、新しい指揮者の名前を皆に発表する。
メンバーは、これで客が増える、と大喜びだ。
その姿を見つめていた千秋は、安堵の気持ちと寂しさが入り混じったような不思議な気分を味わっていた。
あくる日、龍見から電話をもらった千秋は、のだめが実家に帰ってしまったことを教えられる。
のだめは、龍見にクリスマスケーキを予約していたが、実家に帰ることにしたので代わりに千秋にプレゼントしてほしい、と言い残していったのだという。
店にいてそのやりとりを聞いていた龍太郎は、龍見から受話器を奪うと、今日のR☆Sオケの練習は中止にする、と告げる。
千秋をのだめの元に向かわせるためだった。
千秋は、のだめの携帯電話に電話するがつながらなかった。
のだめの実家の電話番号もわからず途方にくれていた千秋は、ふいに佐久間の言葉を思い出し、タクシーに飛び乗った。
新幹線で博多に向かった千秋は、のだめの実家から届いた宅配便伝票をタクシーの運転手に見せ、のだめの実家へと急いだ。
同じころ、のだめは、やることもなく近所をただブラブラしていた。
部屋に戻り、幼いころから触れてきたピアノを開けると、シューベルトの「ピアノソナタ第16番」を弾き始めるのだめ。
それを聴いていた祖母の静代(大方斐紗子)が、のだめの部屋にやってきて拍手した。
一次予選のことを思い出したのだめは、コンクールのときのことを嬉しそうに静代に話す。
携帯電話の電源を切りっぱなしにしていたことに気づいたのだめは、メールの問い合わせをする。
すると、23件もの新着メールがあった。
そのほとんどが江藤(豊原功補)からのメールだった。
のだめは、その中から「プリごろ太NEWS」というタイトルのメールを開く。
それは、他の22通と同じく、江藤から送られてきたものだった。
そこには、マラドーナピアノコンクールの審査委員長だったオクレールの勧めで、フランスの音楽院に願書を提出しておいたから試験を受ける気があるなら至急連絡しろ、と書かれていた。
そのころ千秋は、まだタクシーの中だった。
実は大川市は、佐賀県の近くだったのだ。
その際、千秋は、のだめが嘘を言うときは、必ず目をそらしていたことを思い出す。
千秋に、お金欲しさにコンクールに出た、コンクールなんか楽しくなかった、と言ったときもそうだった。
するとそこに、のだめから電話が入る。
留学することにした、と千秋に告げるのだめ。
と、そのとき、千秋は、電話をしながら河川敷を歩いているのだめとすれ違う。
タクシーを降りた千秋は、のだめを追うと、後ろから彼女を抱きしめた。
「一緒にヨーロッパに行こう!俺様を2度も振ったらもう絶対許さねぇ」とのだめに告げる千秋。
そこに、一艘の漁船が近づいてきた。
それは、辰男の船だった。
辰男は、のだめを抱きしめている千秋を舳先から怒鳴りつけ…。
千秋の出現に、のだめの家族は大騒ぎだった。
のだめの留学宣言に一度は驚いてみせたものの、そこから先は、「恵に彼氏が出来た!」と盛り上がっていた。
あくる朝、千秋は、のだめにピアノを弾かせる。
が、コンクールの後、まったく練習していなかったことが祟って、思うように指が回らなくなっていた。
慌てた千秋は、のだめを東京に連れ帰ろうとした。
ちょうどそこに戻ってきた辰男は、千秋とのだめを車で駅まで送ることになった。
その途中、一ヵ所だけ案内したい、ということで辰男が千秋たちを連れて行ったのは干潟だった。
のだめが干潟を見に行っている間、辰男は、のだめの子どものころの話を千秋に始めた。
幼いころから周囲が驚くほどの演奏を見せていたこと、厳しい指導を嫌ってピアノ教室に行くのを嫌がるようになったこと、ピアノ教師に殴られてケガをしてしまったこと…。
辰男は、そんなのだめがプロの演奏家になるのはムリではないか、というのだ。
すると千秋は、それでもピアノに向かっているのだから大丈夫だ、と答えた。
そして、「成功するかどうかなんてわからない。
でも、僕はあいつのピアノがすごく好きなんですよ」と続けた。
辰男は、その言葉に感激し、千秋のことを「息子」と呼んできつく抱きしめる――。
その日、結局帰郷しなかった千秋たちは、のだめの実家にもう一泊する。
服を作ってやる、と無理やりサイズを測ろうとする洋子たちに押さえつけられながら、千秋は、パリではなくプラハに住むことにしてよかった、と心の中で思っていた。
東京で、征子(黒田知永子)と彩子(上原美佐)が、千秋をパリに住まわせたらどうか、と盛り上がっていることなど知る由もなかった。
クリスマスコンサート前日、千秋たちは、正装姿で練習場に集まった。
そこで真澄は、新都フィルに合格したことをのだめたちに伝えた。
クリスマスコンサートが始まった。
2000人もの観客で埋まった客席には、シュトレーゼマン(竹中直人)や桃ヶ丘音大理事長・美奈子(秋吉久美子)らの姿もあった。
その大観衆の前でも、R☆Sオケは期待を裏切らない演奏を披露した。
サラサーテの「カルメン幻想曲」では、ソリストを務める清良が圧巻のパフォーマンスを見せ付けていた。
最後の1曲、ベートーヴェンの「交響曲第7番」の前に、20分の休憩があった。
控室にいる千秋のもとに向かった龍太郎や真澄、桜(サエコ)ら元Sオケ組は、千秋に感謝の言葉を伝えた。
やってきた清良や黒木、菊地(向井理)、高橋らも、千秋にエールを送った。
ベートーヴェンの「交響曲第7番」が始まった。
千秋にとっては、初めてオーケストラを指揮した曲であると同時に、日本での学生時代最後の曲でもあった。
千秋は、のだめやシュトレーゼマン、龍太郎らとの出会いを思い出し、涙を堪えていた。
客席にいたのだめの脳裏にも、さまざまな思い出が甦っていた。
メンバーも皆、それぞれの思いを胸に、心から音楽を楽しみ、いま出来る最高の音楽に感謝の気持ちを込めた。
演奏が終わり、一瞬の静寂。
次の瞬間、会場は大きな歓声に包まれ…。

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