第9週「中途半端じゃ終われない」
【放送日時】5月28日(月)~6月2日(土)
自分と別れて旅館を継ぐ方が柾樹の幸せだと考えた夏美は婚約解消を願い出るが、柾樹は夏美と結婚して横浜で暮らすと言う。そんな時、夏美に斉藤翼(川口翔平)からお礼の手紙が届いた。
夏美は自分の不注意から翼をアレルギーの発作で苦しめたことを謝りに行く。一方、加賀美屋では斎藤愛子(とよた真帆)からの賠償請求にどう対応するかで揺れていた。
伸一(東幹久)は裁判で争うべきだと主張するが、カツノ(草笛光子)は誠意を持ってお詫びするだけと取り合わない。
さらに伸一は恵美子(雛形あきこ)を女将にするべく無理強いして、夫婦仲がこじれてしまう。
夏美と柾樹の関係も互いに思いやる心が強すぎてぎくしゃくし、夏美は柾樹のアパートを出て行った。
愛子は留守中に夏美が翼を訪ねてきたことを知って、夏美を呼び出し責めた。
そんな愛子に我慢できなくなった翼は、生まれてはじめて母親に怒りをぶつける。
息子の反抗にショックを受けた愛子だが、夏美のおかげで翼ときちんと向き合うことができたと感謝する。
そして、盛岡から謝罪に来たカツノに加賀美屋への訴訟を取り下げると告げた。
夏美は修業を中途半端に投げ出した自分自身を見つめ直すために、一心不乱にケーキを作りはじめた。
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第10週「職人気質」
【放送日時】6月4日(月)~6月9日(土)
心からおもてなしが出来る女将になりたいという自分の本心に気づいた夏美(比嘉愛未)は柾樹(内田朝陽)との関係を白紙に戻し、女将を目指す一人の女として修業をすることを決めた。加賀美屋に戻った夏美はもう一度女将修業をさせて欲しいと願うが受け入れてもらえない。
伸一(東幹久)が平治(長門裕之)を怒らせてしまったため、大切なお茶会で使う茶釜を渡してもらえないことを知った夏美は、もし平治の茶釜をもらって来たら修業を認めてくれと頼み込む。
平治は茶釜が欲しいとやって来た夏美をいったんは追い返すが、雨のなか座り込みを続ける夏美に根負けして家に入れてやる。
視力の衰えから思うような仕事が出来なくなったことを夏美に見抜かれて、平治はもうぶざまな作品しか作れないので引退すると打ち明けた。
見た目が不恰好でも心を込めて作ればそれが平治の作品だと懸命に説得する夏美に触発されて、平治は茶釜を作る情熱を取り戻す。
夏美は出来上がった茶釜を持って加賀美屋に戻る。
カツノ(草笛光子)は環(宮本信子)の反対を押し切って夏美が再び修業することを認めた。
そして翌日、カツノの引退を公表するお茶会がとり行われる。
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第11週「ライバル登場」
【放送日時】6月11日(月)~6月16日(土)
夏美(比嘉愛未)の修業再開を認めたカツノ(草笛光子)が大女将を正式に引退し、環(宮本信子)が名実ともに女将として旅館を取り仕切ることになった。環は夏美を追い出すために職場復帰させた時江(あき竹城)の監視下で厳しい修業をさせる。
夏美が戻って来たことに危機を感じた伸一(東幹久)は妻の恵美子(雛形あきこ)を無理やり若女将にしようとして夫婦仲がギクシャクしてしまう。
そんな折、浩司(蟹江一平)が交際している彩華(白石美帆)を家族に紹介する。
急な事情で仲居の手が足りなくなり困っていた環に彩華は仲居として働かせて欲しいと申し出た。
彩華はさすがに元は一流料亭の娘で、客への応対だけでなくお茶やお花の心得もあって環たちは感心する。
ある日夏美が火傷をした佳奈(川村ゆきえ)の腕を水で冷やすために板場に入ってしまった。
板場のしきたりを破った夏美は従業員の反感を買い、その場をうまく収めた彩華には皆の賞賛が集まる。
そして、その翌日またしても事件が起こる。
夏美が預かった組合費がちょっと目を離したすきに無くなってしまったのだ。
夏美は彩華がそばにいたことを思い出す。
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第12週「裏の心と表の心」
【放送日時】6月18日(月)~6月23日(土)
組合費が紛失した一件で、夏美(比嘉愛未)が彩華(白石美帆)を犯人扱いしたと浩司(蟹江一平)が猛抗議に来た。他の従業員や環(宮本信子)たちからも非難を受けて夏美は孤立する。
だが、浩司は彩華が組合費の袋を懐にしまうのを偶然目撃してしまう。
浩司は彩華に問いただすが、母の入院費のためと聞かされて一肌脱いで金の工面をしてやることにした。
夏美はカツノ(草笛光子)から、配慮のない言葉で他の従業員たちを傷つけたのだと言われて、はじめて自分の至らなさに気づき皆に謝罪する。
一方横浜では、柾樹(内田朝陽)が夏美の実家に間借りすることになり、啓吾(大杉漣)たちは張り切っていた。
大きな仕事を任された柾樹は休みなく働き、落ち込んだ夏美が連絡を取ろうとしても電話さえつながらない状態だった。
そんな時、夏美は下宿仲間の聡(渡邉邦門)から好きだと告白されてしまう。
浩司は彩華と結婚するつもりで、彩華をこのまま仲居として働かせて欲しいと環に願い出る。
結婚の真意を環に問い詰められた彩華は、浩司との結婚を前提に加賀美屋の女将修業をさせて欲しいと切り出した。
夏美はそんな事情を何も知らないまま厳しい女将修業に励む。
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第13週「真実の思いやり」
【放送日時】6月25日(月)~6月30日(土)
夏美(比嘉愛未)は一流料亭の娘の彩華(白石美帆)が女将修業のライバルとなったことに内心不安を感じていたが、修業は自分のためにやるものだと固く信じて頑張る。腰を痛めた番頭の中本(高橋元太郎)に代わって夏美が庭の松の手入れに精を出す一方、彩華は環(宮本信子)について女将としての接客を学んでいた。
地味な松の手入れを懸命にする夏美を見て、中本や時江(あき竹城)は夏美の真剣な思いと不思議な魅力に惹かれる。
次に蔵の食器の整理を言いつけられた夏美は熱中するあまり脚立から落ちて足を痛めた。
カツノ(草笛光子)は実力以上に頑張る夏美のことが心配になるが、環は二人の修業の様子を見て、昔カツノに言われた屈辱的な言葉を思い出していた。
ある日夏美と彩華は板場に呼ばれて割れた皿のことを問いただされる。
はじめは二人とも知らないと答えるが、彩華の態度に何かを感じた夏美は自分が割ったと言ってしまう。
伸一(東幹久)は夏美が彩華を落としいれようとしたと言って、夏美の女将修業を中止することをカツノに進言する。
立場がいっそう悪くなった夏美のもとに柾樹(内田朝陽)から盛岡に戻って加賀美屋を継ぐと電話が入る。
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第14週「二人の誓い」
【放送日時】7月2日(月)~7月7日(土)
夏美(比嘉愛未)は柾樹(内田朝陽)から盛岡に帰ると電話を受けて久しぶりに明るい気持ちになった。カツノ(草笛光子)は夏美と彩華(白石美帆)のことで従業員たちがいがみあっていると聞き、環(宮本信子)に厳しく意見をする。
旅館のことに口出しされた環は内心腹立たしかったが、姑の言うことには逆らえず悔しい思いをする。
ある日、柾樹の同僚の香織(相沢紗世)が加賀美屋に現れた。なぜ柾樹が仕事をやめて盛岡に帰るのかを知るために来たが、夏美の柾樹に対する真っ直ぐな気持ちに納得して帰った。
そして、ついに柾樹が加賀美屋に戻って来る。
環にうながされて従業員たちに挨拶をした柾樹は、その場で幼なじみの彩華と再会して驚く。
その上、彩華が浩司(蟹江一平)と付き合っていること、夏美と一緒に女将修業をしていることを聞いてさらに驚いた。
柾樹が旅館で働くようになって、カツノと環の緊張関係はさらに高まった。
柾樹と夏美の結納を急かすカツノに対抗して、環は浩司と彩華の結婚話を進めようとするが上手くいかない。
ある晩、夏美の下宿で開かれた柾樹の歓迎パーティーに浩司と彩華が現れ、柾樹と久しぶりの再会を祝った。
以前、彩華が柾樹のことが好きだったことが四人の関係に微妙な緊張を生む。
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第15週「伝統は変えられません」
【放送日時】7月9日(月)~7月14日(土)
夏美(比嘉愛未)は柾樹(内田朝陽)が加賀美屋に戻って来たおかげで、仲居の仕事にいっそう張り切っていた。柾樹は伸一(東幹久)の下で帳場を手伝うことになったが、環(宮本信子)はそのうち二人の立場が逆転するのではないかと心配する。
彩華(白石美帆)は加賀美屋の内紛につけ込めば女将になれると考えて浩司(蟹江一平)と付合いはじめたと柾樹に告白し、柾樹の胸で泣いた。
旅行ガイドブックの調査員が加賀美屋の格付けをするために来ることになって、夏美と彩華のどちらが若女将にふさわしいか、この調査員の評価をもとに白黒をつけようと環は考えた。
ある日、川端(中島久之)という調査員らしい男が宿泊に訪れた。
伸一は彩華を強引に川端の担当につけて、女将競争で有利になるよう計らう。
夏美は予約なしで来た怪しい客・田辺(温水洋一)の担当を命じられる。
田辺はあれこれと無理な注文をするが、夏美はそれに一生懸命応えていく。
さらに夕食はじゃじゃ麺が食べたいと言う田辺の希望を叶えようとするが、柾樹は板場が自信を持って作った料理を出すべきだと忠告した。
夏美は自分の思慮が浅かったことに気づき、料理も加賀美屋のおもてなしだと説いて田辺を納得させる。
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第16週「競い合いの決着」
【放送日時】7月16日(月)~7月21日(土)
彩華(白石美帆)が担当した客はガイドブックの調査員ではなく、夏美(比嘉愛未)の担当した客が調査員だった。夏美のサービスや態度が素晴らしく老舗旅館にふさわしいもてなしだったと雑誌記事で賞賛される。
それを知ったカツノ(草笛光子)は夏美と彩華のどちらが若女将にふさわしいか、結論を下すようにと環(宮本信子)をせき立てた。
環は彩華に敗北を告げようとするが、彩華はここで自分が負ければ環の立場は不利になると切り返す。
ある日、彩華は訪ねて来た男たちに借金の返済を強引に迫られるが、浩司(蟹江一平)と柾樹(内田朝陽)が捨て身で彩華を守った。
夏美は病気で休む彩華を見舞いに行き、彩華が自分を追い出そうと仕組んだ計略をすべて聞かされる。
彩華は女将になることでしか満たされない寂しい心の内を夏美にさらけ出した。
しかし、夏美は彩華のことを大切に思う浩司や柾樹の存在に気づいて欲しいと訴え、互いに女将を目指して競い合おうと励ます。
翌日彩華は環を訪ね、敗北を認めて加賀美屋を去った。
そして、柾樹が加賀美屋の経営改革をするために動き出すが、とんでもない揉め事が起きてしまう。
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第17週「柾樹の孤立」
【放送日時】7月23日(月)~7月28日(土)
加賀美屋の改革に乗り出した柾樹(内田朝陽)は、板長の篠田(草見潤平)が長年続けてきた仕入れ方法を見直して食材費の赤字を削減しようとする。夏美(比嘉愛未)は改革を急ぐ柾樹を心配するが、経費削減を強引に進める柾樹と従業員の反目はひどくなるばかりだった。
環(宮本信子)たちは柾樹が失敗しておとなしくなればと期待する。
ある朝、柾樹が仕入れ先を勝手に変えたため、馴染みの業者から魚をもらえないと篠田が怒鳴り込んできた。
やり方を変えて欲しいと柾樹は説得するが、反発した篠田は板長を辞める。
そのため加賀美屋は今夜の客に出す料理の算段もつかずに混乱する。
伸一(東幹久)は組合に板前を派遣してもらおうとするが上手くいかない。
そこで浩司(蟹江一平)が板長になり、元は板前だった久則(鈴木正幸)が手伝い、家族全員が一丸となって加賀美屋の危機を乗り切る。
夏美や加賀美家の一同が揃って夜食を食べている頃、柾樹はイーハトーブで夏美の帰りを待っていた。
だが夏美が下宿に戻った時、柾樹は帰ったあとだった。
夏美は裕二郎(吹越満)から、柾樹は『風の又三郎』のようなどこか寂しげな子供だったと聞かされる。
次の日、夏美は遠野を取材して観光案内記事を書くように環から依頼される。
これには環のある計略が秘められていた。
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