第18週「いつかまたピアノは響く」
2006年7月31日から8月5日
マロニエ荘に住む画家・守田(若林久弥)が出征して、恋人の八重(原千晶)は元気がない。八重を慰める桜子(宮崎あおい)は、秋山(半海一晃)がラジオ用の音楽を編曲する仕事を手伝うことになる。
そんな折、八重が妊娠していることが発覚。
産むべきかどうか悩むが、桜子やヤスジ(相島一之)が応援すると言い、産むことを決意する。
一方、杏子(井川遥)は働いている病院で、妻子に見放され何もしゃべろうとしない傷痍軍人の鈴村浩樹(高橋和也)の看病をすることに。
浩樹の父・士郎(苅谷俊介)はマロニエ荘周辺の隣組長だが、息子の不甲斐無さに嫌気がさしている折にマロニエ荘のピアノの音を聞き激怒し、ピアノ線の供出を強要する。
桜子はヤスジとともに歌謡大会を企画して、何とかピアノの良さをわかってもらおうとするが…。
第19週「ショパンよ母に届け」
2006年8月7日から8月12日
山長に戻ってきた桜子(宮崎あおい)は、かね(戸田恵子)の妹のタネ(秋山菜津子)とその夫・利雄(六角精児)が幅をきかせていることを知る。桜子は野木山(徳井優)から帳簿と金庫の金額が合わないと聞き、かねに調査を頼もうとするが、かねは取り合わない。
そんな折、山長で味噌樽が足りなくなる事件が発生。
桜子は仙吉(塩見三省)と共に蔵を見張るが、なんとその仕業が野木山とタネ夫婦によるものとわかる。
闇で味噌を横流しするのも商売だと言う彼らに、かねと桜子はもってのほかと激論になる。
そんな折、磯(室井滋)は東京の杏子(井川遥)から達彦(福士誠治)が戦死したかもしれないと聞き、桜子にも伝える…
第20週「来ぬ春を待ちわびて」
2006年8月14日から8月19日
桜子(宮崎あおい)は、かね(戸田恵子)が死ぬ前に1度ドレスを着てみたいというのを聞き、磯(室井滋)と共に実現させるなどして看病を続ける。昭和19年9月、東京帝大の学生である勇太郎(松澤傑)が海軍に入ることになり、入営の準備で岡崎に戻るが、ドイツ語で書かれた物理の愛読書を軍に持ち込めないのを残念がる。
桜子はそんな勇太郎のために、徹夜でドイツ語の本をノートに筆写し、勇太郎に渡す。
桜子の愛情を実感した勇太郎は、命を国に捧げるという考えを改め、生きて帰って来ると言って離れて行く。
昭和20年2月。かねはとうとう危篤状態に陥る…。
第21週「生きる歓(よろこ)び」
2006年8月21日から8月26日
東京に着いた桜子(宮崎あおい)は、行方不明の冬吾(西島秀俊)を焼け跡の中で見つける。冬吾は惨状を絵に描きとめようとした折に廃屋の倒壊に遭い、足が抜けなくなっていた。
桜子は、全力で冬吾を救い出そうとするが、しかしその折に冬吾は足を負傷する。
しかも傷口からばい菌が入って、生死の境をさまよう。
一方看護婦の杏子(井川遥)は、負傷者たちの手当てに奮闘する中で、空襲で妻子を失くした鈴村浩樹(高橋和也)と再会する。
また桜子と共に東京に来た磯(室井滋)も、行方不明だった和之(荒川優)とやっとの思いで再会をする。
冬吾の容態も、桜子たちが心配する中、回復に向かう。
笛子(寺島しのぶ)は、食糧事情の悪い東京を離れ、皆で岡崎に疎開することを提案する…。
第22週「さよならを越えて」
2006年8月28日から9月2日
国民学校の事務員になった桜子(宮崎あおい)は、良太が他人の弁当を盗むのを発見。以来、時々弁当を分けてやるようになる。
良太のほか数名の生徒は、空襲のあった東京から岡崎に疎開したものの、親と離れ離れで満足な食べ物にありつけないという。
そんな子供たちを励まそうと、桜子はヤスジ(相島一之)からヒントを得て童話「北風と太陽」の紙芝居を作り始める。
一方冬吾(西島秀俊)は、東京大空襲の衝撃で絵が描けなくなっていたが、子供たちを絵で笑わせてほしいという桜子の言葉に、ようやく立ち直るきっかけをつかむ。
そんな折、国民学校の校長が桜子に代用教員の口を紹介する。
職場は遠く、家から通える場所ではなかったが、冬吾への思いが膨らむことを恐れた桜子は、教員を受けると返事をする…。
第23週「思いがけない帰還」
2006年9月4日から9月9日
終戦を迎え、翌昭和21年2月。桜子(宮崎あおい)は戦中勤めていた学校で、念願の代用教員になり、岡崎の病院に転任した杏子(井川遥)とその家族と一緒に暮らしていた。
そんなある日、有森家にヤスジ(相島一之)と八重(原千晶)が訪れ、桜子は互いの無事を喜び合う。
学校では、終戦を境に教育内容が180度転換したことを桜子なりに生徒たちに説明し、未来に向けてジャズの名曲「陽のあたる街角で」をピアノで弾いて教える。
そして驚くことに、そこに秋山(半海一晃)が訪れ、桜子は進駐軍相手のバンドのピアノを担当しないかと誘われる。
さらに、東京から笛子(寺島しのぶ)が訪れ、桜子たちはその派手な生活ぶりに驚く。
戦後、冬吾(西島秀俊)の絵の価値が驚くほどあがり、高い値で飛ぶように売れていると言う。
桜子は笛子にもジャズバンドを勧められるが、桜子は子供たちに音楽を教えることの幸せを感じていて、秋山に断りを入れる…。
第24週「あなたがここにいる限り」
2006年9月11日から9月16日
達彦(福士誠治)は戦争の後遺症を背負っていたが、桜子(宮崎あおい)が彼の味方になることで心は徐々に開かれていく。そんな折、復員した先生たちが学校に戻って来て、桜子は代用教員を辞めざるをえなくなる。
秋山(半海一晃)に頼まれたジャズバンドの名古屋公演に精を出そうとする桜子だが、達彦はいまだ音楽から遠ざかっている。
そしていよいよ始まる名古屋公演。
桜子は磯(室井滋)が作ってくれた可愛らしい服を着て張り切るが、途中で指が止まってしまい、客の米兵から野次を飛ばされる。
一方達彦は、名古屋には足を運ばず店にいたが、そこに冬吾(西島秀俊)が訪れる。
桜子に自分がふさわしいのかどうかわからないという達彦に冬吾は、今までさんざん迷惑をかけてきたのだからこれからはその分を返すべきだと助言する…。
第25週「夢にみた演奏会」
2006年9月18日から9月23日
昭和21年4月。桜子(宮崎あおい)はめでたく達彦(福士誠治)と「山長」で結婚式を挙げる。達彦は、戦争で死にそうになった時にピアノの「愛の夢」のメロディーが聞こえてきて、桜子ともう一度連弾したいと祈って命が助かったと告白。
そしてその晩、二人が結ばれたことに感激した徳治郎(八名信夫)は、有森家にあるピアノにもたれながら、静かに息を引き取る。
翌、22年夏。
達彦は桜子が作曲したものに感銘を受け、上海から東京に戻って来た西園寺(長谷川初範)に発表する機会を作って欲しいと相談する。
西園寺はこれに賛同。
但し、桜子自身が演奏することを提案する。
戦時中、手慰み程度にしかピアノを弾いていなかった桜子は、演奏会に向けて練習を始める…。
第26(最終)週「いのち、輝いて」
2006年9月25日から9月30日
病院の検査で、桜子(宮崎あおい)は病魔に冒されていることを知る。桜子は、お腹の赤ちゃんのことを考え、演奏会を断念せざるを得なくなる。
しかし、出産は母体に負担をかけ過ぎるので考え直した方がいいと医師から言われた達彦(福士誠治)は、悩んでいた。
達彦は店を野木山(徳井優)らに任せ、桜子に付きっ切りになるが、ある日、病院の診察で病状が悪化していることを知らされたのを機に桜子に出産を諦めてほしいと言う。
桜子はこれに反発し、以来食欲や気力が無くなってしまう。
そんな桜子を見た磯(室井滋)は、女は死んでも子供を生みたいものだと達彦に意見する。
達彦は、桜子とともに医師に相談するが…。

